本気の神戸国際大付(兵庫)が、西脇工・東田健臣(とうだ・けんしん)投手(3年)の「0行進」を止めた。

3回に笠松拓真外野手(3年)の2点適時打で先制。1~4回戦まで31回無失点の相手エースを、34イニング目で仕留めた。

この試合までベンチ入りは3年生のみだったが、青木尚龍監督(55)は「最後はチーム全員で。積極的にいきたい」と3人の2年生を入れた。2番阪上翔也外野手(2年)、6番武本琉聖内野手(2年)はいずれも安打で貢献。東田に11安打を浴びせ、6回でマウンドから引きずり降ろした。

浅川駿斗主将(3年)は「本当だったら野球ができるか分からない状況の夏。感謝の気持ちを持って勝って終われてよかった」と笑顔。後輩に向け「打力はある。甲子園を目指して頑張れ」とエールを残した。