横浜商のドラフト候補、笹川吉康投手兼外野手(3年)が、今度は「足」で魅了した。

3回に二盗。二塁走者だった5回は、捕手からのけん制球で二、三塁間にはさまれるが、タッチをかいくぐって、技ありの三盗。これには相手の川和・井上滉大三塁手(3年)が「ストライドが大きくてびっくりした」。6回にも二盗を敢行した。

「子どもの頃から走るのは速かった」と笹川。50メートル走は6秒2。中堅手でもあり、足には自信がある。この独自大会では既に193センチ、86キロの大型左腕としての「投」、通算40発の「打」でアピール済み。さらに「走」も加えた「マルチ能力」は、プロ志望の笹川にとって最大のセールスポイントだ。

コロナ自粛期間中、ウエートトレで筋肉量は2キロ増。体の切れをなくさないようにダッシュを繰り返した。投げて、打って、走って。次は、何を見せる!? 【玉置肇】