三浦学苑・上村海斗投手兼内野手(2年)は、試合中から泣いていた。

先発長谷川翔投手(3年)の後を受け5回から登板。相手打線に甘い球を狙われ、3失点。さらに8回に7点目を奪われ、再度長谷川にマウンドを託すとき「ごめんなさい」と涙声。先輩から「まだ終わってないだろ!」と一喝された。捕手の立川太一主将(3年)からは「お前で負けても悔いはないよ」と励まされた。日大藤沢、横浜と強豪を破って来たチームの「ラッキーボーイ」。この日も打者として先制本塁打を放ったが「相模は甘い球を打ち損じてくれなかった」と振り返った。

▽三浦学苑・樫平剛監督(36) 秋に向けて“いい6点差”だった。監督の差は歴然だから、お前たちに任せた、と選手に言った。