東海大札幌が札幌丘珠を10-0の6回コールドで下し好発進した。バッテリーを含む1年生5人が先発。初回1死一塁で3番守野銀二左翼手が公式戦初打席で中堅左に先制2点本塁打を放つと、先発した183センチ左腕、門別啓人(ともに1年)が5回を2安打無失点で抑えた。強豪の背番号1をつけた門別は「緊張もあったけど、思い切り投げられた」と公式戦初登板を振り返った。

04年4月就任の大脇英徳監督(45)も「初めて」と話す1年生バッテリーの起用。本来投手で最速135の唐川侑大(1年)は新チームでは捕手に取り組み、1カ月の猛特訓で公式戦初マスク。130キロ台後半の直球とスライダーなど4種の変化球を操るエースを巧みにリード。15個中10個のアウトを内野ゴロで打たせ「低めのコースをしっかり投げていた」と相棒をたたえた。目指すは14年以来の秋全道頂点。門別は「一丸となって戦いたい」と先を見据えた。