関東第一の市川祐投手(2年)が、日野打線を1失点に抑え4年ぶりの秋8強進出に貢献した。

修正力が光った。本調子に遠く、決め球となるような球もなかったという。それでも「全ての球種を使って相手に絞らせないということを意識していました」と慌てずに。

制球力を武器にする最速143キロ右腕。完投勝利はこれで3試合連続と、春夏通じて14度甲子園に出場している名門校の大黒柱だ。次戦に向け「0点に抑えれば負けることはない。野手に1点でも多く取ってもらって、勝利につながれば」と力を込めた。