昨秋近畿大会準優勝の大阪桐蔭(大阪1位)が逆転勝ちで、2年連続の決勝に進出した。

2点を追う6回に、元U15日本代表の6番花田旭(あさひ)外野手(2年)が逆転満塁弾。17年秋以来、3年ぶりの近畿王者に王手をかけた。

追う展開となった。京都国際が初回に1死から3連打で2点を先制。なお満塁とされ、押し出し四球で3点目を献上。一方の大阪桐蔭打線は、相手の先発右腕の緩い変化球を打ちあぐねてフライアウトなど凡打の連続。5回終了までに1安打に抑えられたが、折り返しの6回から息を吹き返した。西谷浩一監督(51)から「たたいていく意識で」と指示。無死満塁から犠飛でまず1点を返し、なお2死満塁から6番花田が「変化球で来るだろうと思った。狙い球をたたいて打てて良かった」と外のカーブをはじき返し、バックスクリーンへ運んだ。この回打者一巡の攻撃で一気に7点を奪い試合をひっくり返すと、7回に5点を加えサヨナラコールド勝ちを決めた。