栃木県高野連は12日、来春センバツ高校野球(3月19日開幕)21世紀枠の県推薦校に石橋が決定したと発表した。

推薦理由として「施設や練習など限られた環境の中、学業と野球部活動を両立させ大会で好成績を収めている」が挙がった。

石橋は、今秋の栃木県大会、準決勝で19年夏の甲子園で8強入りした作新学院を破り決勝に進出。国学院栃木に敗れたものの、2位校として4年ぶり2度目の関東大会に出場。初戦で東海大相模(神奈川1位)に0-7で敗れたが健闘をみせた。

1924年(大13)創立で、来年は創立97年目を迎える県立高校。野球部のグラウンドはサッカー部と共有で、外野の守備やフリー打撃練習も困難。十分な照明もなく、限られた練習時間で機動力を磨き、関東大会出場につなげた。

県推薦校に選出されるのは89回大会に続き2度目。日本高野連が、12月に全国9地区の同枠候補校を発表し、来年1月29日の選考委員会で3校が決まる。