東海大菅生が、14年以来6年ぶり3度目の優勝を果たした。

2年越しの念願だ。18年秋は準優勝。センバツ出場を有力視されながら、落選した。優勝が絶対条件。若林弘泰監督(54)は「勝たなかったら甲子園はない。もしかしたら、はない」と準決勝進出を決めてから選手を鼓舞し続けてきた。

1回2死三塁で、4番堀町沖永内野手(2年)が左前へ適時打を放って先制。2-1で迎えた8回には4点を追加し、日大三を突き放した。先発したエース左腕、本田峻也投手(2年)が7回1安打1失点と好投。3人の投手リレーで試合を締めた。

日大三に快勝し、4度目のセンバツ出場をほぼ確実とした。今夏は西東京独自大会と東西決戦を制覇。本来であれば甲子園に立てた3年生へ向け、本田は「期待に応えられてよかった。甲子園で勝つことが恩返しです」と意気込む。東京NO・1の誇りを胸に全国制覇を目指す。