東海大菅生が日大三を破り、6年ぶり3度目の優勝を果たした。先発したエース左腕の本田峻也投手(2年)と、福原聖矢捕手(1年)はU15日本代表からバッテリーを組む仲。福原に向かって腕を振った本田は、7回1安打1失点7奪三振と好投した。旧知の2人が力を合わせ、4度目のセンバツ切符をほぼ確実とした。

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日大三は好左腕相手に1安打に封じ込められた。小倉全由監督(63)は左打者陣に対し「外のボールを流すのではなくて、ヘッドでひっぱたくように」と指示したが、左打者は無安打。

1試合で出た安打は右打者の安田和輝捕手(2年)が放った2本のみと打線が沈黙した。「監督が思ってる通りになかなかうまくいきませんね」と振り返った。長打はなくとも、投手の足元に強い打球を放つ打線へ。一冬で鍛え上げていく。

▽日大三・宇山翼投手(2回途中から2番手で登板し、14日の先発から連投。7回に守備の乱れから4失点)「エラーの後、粘れなかった。強力打線を抑えられるように体力をつけたい」