市和歌山の中学全国制覇バッテリーが2人にとって初の甲子園出場を決めた。

最速152キロ右腕・小園健太投手(2年)は昨秋の近畿大会では準々決勝で強打の智弁和歌山を4安打完封するなど、3試合登板で計22回を被安打10、1失点で21奪三振。チームをベスト4に導いており、この日、順当に2年ぶり7度目のセンバツ出場を確定させた。

184センチから投げ下ろす最速152キロの直球にカットボール、2種類のツーシームなど6種類の変化球を交え、投手としての総合力は高校球界屈指。今秋ドラフト1位指名候補との呼び声も高い。

一方、主将の松川虎生(こう)捕手(2年)は高校通算31本塁打。中学時代は貝塚ヤングで小園とバッテリーを組み、日本一を達成している。プロ注目のバッテリーが満を持して高校全国デビューを飾る。

◆小園健太(こぞの・けんた)2003年(平15)4月9日、大阪・貝塚市生まれ。中央小1年からR・I・C・Aで軟式野球を始める。貝塚第一中では貝塚ヤングに所属し、高校でもバッテリーを組む松川虎生捕手と全国制覇を経験。市和歌山では1年春からベンチ入り。球種はカーブ、スライダー、カットボール、2種類のツーシーム、チェンジアップ。50メートル走6秒7、遠投120メートル。184センチ、89キロ。右投げ右打ち。

◆松川虎生(まつかわ・こう)2003年(平15)10月20日、大阪・阪南市生まれ。東鳥取小時代にワンワンスポーツクラブで野球を始め、泉佐野リトルリーグを経て、鳥取東中では貝塚ヤングで全国制覇を経験。50メートル走6秒9、遠投110メートル。スクワットの最高値は190キロ、ベンチプレスは95キロ。178センチ、98キロ、右投げ右打ち。

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