3度目のセンバツが決まった宮崎商ナインに笑みが浮かんだ。1969年(昭44)以来、52年ぶりに古豪が復活した。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、宮崎県が7日に県独自の緊急事態宣言を発出。学校が休校になり、部活動も中止となった。フィジカル面強化が思うようにいかなかったが、橋口光朗監督は「県民のみなさまに勇気、そして感動を与えられるようなプレーをしてほしい」と選手らに激を飛ばした。

昨秋の宮崎大会で優勝し、九州大会では4強入りした。日高大空投手(2年)と長友稜太投手(1年)のリレーを中心に安定した投手力と、つなぎのある上位打線のバランスで勝ち上がってきた。主将の中村碧人(あおと)内野手(2年)は「うれしい気持ちでいっぱい。コロナで休校になって不安でした。気持ちを新たにやっていきたい」。夏は4度出場で5勝しているが、センバツは2度ともに初戦敗退。春1勝を目指す。