第93回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)に出場する大阪桐蔭が3日、大阪・大東市内の同校グラウンドで練習を公開し、第4日第2戦の初戦で激突する智弁学園(奈良)へのリベンジを誓った。

西谷浩一監督(51)は「特に秋に負けた相手。みんなの気持ちも高まっているんじゃないか。どこと当たったというところではなく毎年、抽選で決まれば気持ちが引き締まる。お互い知っているチーム。分かりやすく秋は相手に負けたというより、自分たちで、ぶざまな試合にしてしまった。その悔しさを持って冬やってきた。自分たちにどれくらい力がついているか試せる非常に大事な試合」と気持ちを新たにした。

智弁学園は昨秋の近畿大会決勝で3-7と競り負けた因縁の相手だ。エースの背番号1を背負うことが決まった左腕の松浦慶斗投手(2年)も5回4失点と悔しさを味わった。「3-7という投手が足を引っ張ったような点差になった。絶対に抑えないとあかんなと思って投球をしています。智弁学園の選手は全員(ブルペンの打席に)人形を立たせて意識して投げています」と闘志満々。この日はブルペンで捕手を座らせ、約100球を投げた。雪辱すべく、キバを研ぐ。