東海大相模の大塚瑠晏(るあん)内野手(3年)が、急性胃腸炎から復帰した。

8-8で迎えた9回2死三塁で代打へ。しかし申告敬遠となった。

9回裏からは遊撃の守備に入った。1点勝ち越した直後の10回無死二塁、平塚学園・村田璃紀内野手(3年)の遊ゴロを三塁に投げる好判断で、走者を三塁に進ませなかった。「違和感なくプレーできました」と話した。試合後の整列では、今大会の主将を務めている門馬功外野手(3年)の隣に並んだ。

主将として臨んだセンバツでは、2回戦の鳥取城北戦の翌日3月27日に痛みを感じた。急性胃腸炎と診断され、チームを離れて大阪市内の病院に入院。仲間の戦いはテレビ観戦しており「優勝旗を持ってみたいなと少し思いました」と明かした。

4月5日に退院し、7日から別メニューで練習を再開。一時は8キロ減った体重も、食事量を徐々に増やして6キロ戻った。試合前日の16日に全体練習に復帰。練習前には、チームメートの前で「もう1回、日本一を目指して頑張ろう」と話した。

「連覇の場に立ちたい。自分の手で、優勝旗を握りたい」という強い思いを胸に、目指すのは春夏連覇だ。