熊本県内屈指の進学校、宇土のイケメンスラッガー高見碧杜(あと)捕手(3年)が、豪快な決勝打を放った。0-0で迎えた1回2死二塁の第1打席。初球を逆方向の右中間へ運び、先制した。「ピッチャーは序盤、初球に甘く来る傾向があったので思いっきり振ろうと思いました」。181センチ、83キロの恵まれた体格を持つ主砲が一振りで決めた。

「全然モテないですよ」と謙遜するが、決勝打の瞬間は応援席の女子生徒から「かっこいい!」と声があがった。高校通算5本塁打だが、ドジャース筒香の打撃映像を研究して長距離砲に成長した。

将来の夢は自衛隊の隊員。今夏が終われば防衛大を目指して勉学に励むが「今はチームのことだけを考えます」と次戦に集中する。