06年以来の夏甲子園出場を狙うシード福岡工大城東が7回コールド勝ちした。最速138キロ右腕、エース大塚海(かい)投手(3年)は、10ー2で迎えた7回に救援で夏2試合目の登板。抜群のキレをみせたスライダーで先頭から2人を三振に打ち取り、最後は最も得意とするチェンジアップで三振に仕留めた。10球での貫禄の3者連続三振斬りで試合を締めくくった。

14日修猷館戦は、夏初登板で6回3安打1失点。そこから「球のキレを出すため、ダッシュなどを多めに行った」と言い、上昇気配だった。

5回戦の20日シード飯塚戦は大きな山場を迎える。だが「バッティングがいいイメージなので、粘り強く投げてチームに流れを持って来れるようにしたい」と気合十分だった。【菊川光一】