日大山形が4年ぶり18度目の頂点に立った。初回、榎本拓海外野手(3年)の好捕で1失点にとどめると、その裏1死二塁で3番佐藤拓斗主将(3年)が右前同点適時打。さらに梅津康生捕手(2年)の右前適時打で勝ち越した。

2回にも2点、6、7回にも1点ずつ追加し、最後まで主導権を渡さなかった。荒木凖也監督は「逆転されないで守り切りながらゲームを展開できたことが大きかった」と試合を振り返った。

「守備から攻撃に」を体現したゲームで4年ぶりの甲子園へ。同監督は「甲子園の舞台で戦えることに喜びを感じて1戦必勝で戦っていきたい。選手にも山形県代表として堂々とプレーさせたい」と意気込んだ。

◆日大山形 1958(昭和33)年「山形学園山形第一高等学校」として開校。1962(昭和37)年に日本大学の付属となり現在の校名に改称。野球部は58年創部。部員数70人。甲子園は春4回、夏17回出場で夏のベスト4(13年)が最高成績。主なOBに阪神中野拓夢。所在地は、山形県山形市鳥居ケ丘4-55。島津宏道校長。