2年ぶりの夏の甲子園決勝は「智弁対決」となった。智弁学園(奈良)は先発小畠一心投手(3年)が完投&決勝3ランの大活躍で京都国際を下し、同校初の夏決勝に導いた。智弁和歌山は近江(滋賀)の好右腕、山田陽翔外野手(2年)から4点を奪い攻略。02年以来、19年ぶりの決勝で3度目の全国制覇を狙う。兄弟校が夏の甲子園決勝で戦うのは、103回目で初めて。「朱赤」のユニホームも激似のそっくりさん対決は今日29日午後2時プレーボールだ。

◆智弁両校のユニホームの違い メーカーは異なるが、デザインや色はほぼ同じ。わかりやすい違いは校章のある左袖のデザイン。経営母体の辯天宗のシンボルの桔梗(ききょう)が刺しゅうされ、その下に「奈良」「和歌山」と各県名を表記。奈良は桔梗の上に乗せるように「高」を置き、和歌山は桔梗を貫くように横線が引かれている。

胸の「智辯」は奈良が中央に詰まった字体で狭く、和歌山は横に開く字体でやや大きく見えるが、刺しゅうの入れ方の違いによるものという。文字の直径、文字の太さもほぼ変わらない。文字の色合いは似ているが、奈良の方が少し濃い。

ユニホームのベースは、奈良の方がアイボリーが濃く、和歌山が白に近いアイボリー。メッシュの編み目は多少の差があり、光沢も入った奈良はナイターで映える。帽子はともにメッシュ素材、奈良が角型、和歌山は丸型を使用している。