花巻東(岩手1位)が来春のセンバツ出場を当確とした。八戸工大一(青森2位)を延長10回サヨナラの4-3で下し、17年以来4年ぶりに決勝進出。悲願の初優勝へ王手をかけた。

佐々木洋監督(46)の長男で高校通算47本塁打の1年生スラッガー、麟太郎内野手は、1打席目が右飛、2打席目が申告敬遠、3打席目が遊ゴロ、4打席目が四球、5打席目が見逃し三振で、3打数無安打2四球だった。

花巻東が優勢に試合を進めた。2回に熊谷陸内野手(1年)の2点適時打で先制し、4回に同点にされたが、6回に渡辺陸外野手(2年)が勝ち越し打。7回に再び追いつかれたが、10回に万谷大輝投手(2年)がサヨナラ打を放った。投げても万谷が10回2失点で完投した。

センバツは東北の「一般選考枠」が2校。花巻東は今大会の準優勝以上が決まり、代表校選出は確実視される情勢に。一方の八戸工大一は優勝した1986年以来、35年ぶりの決勝進出にあと1歩届かなかった。