日大三島(静岡1位)が38年ぶりのセンバツ出場に“王手”を懸けた。初戦の2回戦で津商(三重2位)に勝利。先発右腕の松永陽登(はると、2年)が投打で活躍した。

昨年4月から日大三島の指揮を執る永田裕治監督(58)が、東海大会初勝利を挙げた。「ぎりぎりまで迷って経験を買った」と、先発に起用した松永が2失点完投。3-2の7回裏には、2死満塁の場面で送った代打・島田誠也(2年)が2点適時打を放つなど、過去18度の甲子園出場を誇る名将の手腕が光った。11月6日の準決勝・大垣日大戦に向けて「甲子園に行きたいという気持ちが強い方が勝つ。根性野球をしたい」と力を込めた。