広陵(広島)が敦賀気比(福井)との強豪対決に9-0で快勝し3年ぶりの白星を挙げた。ともにセンバツで優勝経験があり、昨秋の地区大会で優勝。明治神宮大会に出場した実力校同士の対戦だったが、広陵が投打に圧倒した。

1回裏、3番内海優太外野手(3年)の適時二塁打、5番田上夏衣外野手(3年)の適時三塁打で2点を先制。5回には無死一、三塁から注目2年生「広陵のボンズ」こと4番真鍋慧内野手の左犠飛などで4点を追加した。6、8回にも加点。17安打で9点を奪った。

「4番一塁」で甲子園デビューした真鍋は三邪飛、右前安打、左犠飛、右前安打、中前安打で4打数3安打1打点だった。

守ってはエース右腕の森山陽一朗(3年)が好投。8回途中まで2安打無失点。2番手の松林幸紀(3年)も無失点に抑え完封した。

敦賀気比は頼みのエース上加世田頼希投手(3年)が広陵の強力打線を抑えきれず大量失点。昨年に続き初戦敗退となった。

◆無失策試合 敦賀気比-広陵戦で記録。19日のクラーク-九州国際大付戦に次いで今大会2度目。