センバツ8強を決めた九州国際大付(福岡)の2年生4番、佐倉侠史朗内野手(2年)が爆発の予感だ。26日、オンライン取材に対応した。

【関連】日程&結果>>

1回戦の4打数無安打から一転、2回戦の広陵(広島)戦では中前打、左前打、右前打と3安打を3方向に打ち分けた。

怪物スラッガーは「センター前はバッターで一番基本というか、一番大事かなと自分の中では考えています。センター方向にいい打球がいくことによって、右中間や左中間にも飛んでいく。センター前が打てたのは良かったです」と振り返った。

昨秋の明治神宮大会でも同じ例があった。1回戦のクラーク国際戦で、9回の第5打席に中前打。センターへの快音を皮切りに、続く日大三島戦でも3打数1安打、準決勝の大阪桐蔭戦では右翼へアーチをかけた。

「どの大会でも1本ヒットが出ると全然変わる。九州大会でもセンター前の1本が出てから調子が上がった。変わると思います」

次戦は28日に浦和学院(埼玉)と激突する。相手はエース左腕の宮城誇南(こなん)投手(3年)を中心に、2試合連続無失点中の強敵だ。佐倉のバットで0行進を止める。【只松憲】