神村学園(鹿児島)が今春センバツ8強の九州国際大付(福岡)を破り、優勝した17年以来5年ぶりの決勝に進んだ。

先発の内堀遼汰投手(3年)が2失点で完投。九州国際大付の2年生スラッガー、佐倉■史朗内野手を3打数無安打に打ち取るなど要所で粘った。「いいバッターなので意識というより、ねじ伏せるというイメージでした」。

内堀は1-1の7回2死二塁でも中前に決勝適時打。「うしろにつなぐ意識が結果的にタイムリーになってくれました」と、打って投げての躍動に笑顔だった。チームは1回戦、準々決勝はともにコールド勝ち。勢いそのままに好カードを制した。

神村学園は甲子園に春夏通算10度出場があり、05年春には準優勝に輝いている。

※■は人ベンに峡の旧字体のツクリ