昨夏の山梨を制した日本航空が連覇へ向け、初戦を快勝した。先制されたが、地力にまさる日本航空は3回に逆転。その後も加点し、13安打で10点を奪い、韮崎工を突き放した。

韮崎工は2回裏、日本航空の先発中島凌愛投手(3年)から、吉田真澄投手(3年)が左翼へ先制ソロを放ち先手を取る。

これに対し日本航空は直後の3回表、先発吉田に対し1死から土橋広夢捕手(3年)の右中間二塁打と4番白鳥佳亮内野手(2年)のバントヒットで1死一、三塁の同点機。ここで、白鳥の盗塁に深沢飛翔捕手(2年)が二塁に悪送球し同点。さらに小田原一樹内野手(2年)の適時打で2-1と逆転。八本剛流外野手(3年)にも2点適時二塁打で4-1と主導権を握った。

試合後の豊泉啓介監督(37)は「うまくいかないこともあると思う。ホームランを打たれて先制されたが、そのうまくいかないところで何とかしようと言っていた」と言い、集中打で冷静に逆転した内容にやや表情を緩めていた。

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