文武両道の開成が12-0で葛飾総合・南葛飾の連合チームを破り、10年ぶりの夏2勝を挙げた。2回に長短9安打を集中して一挙に9得点。3、4回にも追加点を重ね、5回コールド勝ちした。

13日の2回戦も連合チームを相手に18-3で7回コールド勝ちだった。もっともこの試合は、青木秀憲監督(51)が怒りをあらわにする内容。やり玉に挙がったのがエースの福家将寛投手(3年)だ。4回1死から連続四球を与え、降板させられた。3回1/3を安打1、7三振を奪いながら四死球8を数え3点を失った。

この日の福家は4回を2安打無失点。三振、四球は各1と危なげない投球で、打線の爆発を導いた。福家は「腕が横に流れていたので昨日(17日)の練習で修正しました。コーチと話して腕を上げて、短く使うようにしました、臆病にならずストライクを取ろうと思いました」。修正能力の高さを見せつけた4回戦進出となった。

開成の1大会2勝は12年に4回戦に進出し、日大一に敗れて以来のこと。なお過去の最高成績は05年にベスト16まで進出している。

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