南北海道で準々決勝3試合が行われ、札幌大谷は南北北海道大会最多タイ22安打で19点を挙げ、昨年王者北海を撃破。南大会の準決勝は25日、札幌円山で行われる。

札幌大谷が強力打線で、昨夏王者北海にリベンジした。5回までに9-0と突き放すと、7回には打者15人の猛攻を浴びせ、大量10点を奪った。今春の地区代表決定戦では1-2のサヨナラ負け。7回コールド勝ちに、4安打3打点の飯田は「春はサヨナラ負けにされる状況にした自分たちに責任があった。反省を生かし、しっかりチャンスで確実に点差をつけることができた」と振り返った。

兄柊哉(札幌大谷大3年)は18年明治神宮大会優勝、19年センバツ初出場時の主将。3年前のセンバツは札幌大谷中のメンバーとしてスタンド観戦し「僕らもあそこに立ちたいとずっと思ってきた」。初戦の札幌北戦では6回に中越え2点適時二塁打を放ち兄から「タイミングも合っていて良かった。北海戦も頑張れ」と激励された。北海には公式戦6度目の対戦(20年道高野連独自大会を除く)で初勝利。難敵を破った勢いで、初の夏切符をつかみにいく。

○札幌大谷・船尾隆広監督(51) 最後まで気を抜くなと選手には伝えた。バッティングはセンター中心に強いライナーを打つように。バントや走塁も意識高くやってくれていた。