創部74年目で初の夏切符をつかんだ社は、出場校最多30回目の夏の甲子園となる県岐阜商との初戦に決まった。主将の後藤剣士朗内野手(3年)は「(相手が)決まって甲子園の試合ができる喜びがある」と表情を引き締めた。

神戸国際大付との兵庫決勝は延長14回、3時間29分の激闘を制した。芝本琳平投手(3年)、堀田柊投手(3年)の右腕2枚看板を武器に進撃。後藤は「苦しい展開もあったけど、落ち着いたプレー、気合の入ったプレーができた」と自信を深めて甲子園に臨む。

04年センバツ初出場4強以来、2度目の聖地。山本巧監督(50)は「兵庫大会での疲労も取れて、順調に集中力は高まってきている」と手応えを明かす。チームスローガンは「全束力」(ぜんそくりょく)。兵庫156チームの代表として伝統校にぶつかる。【波部俊之介】

 

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