愛工大名電が1、2回に5点ずつ、星稜OB松井秀喜氏の背番号55とも読める数字をスコアボードに描くという、何とも奇遇な展開となった。

1イニング5得点以上のビッグイニングを連続してマークしたのは11年日大三(関西戦の7回8点、8回5点)以来だが、初回からの連続は大会史上初めて。春の大会も初回からの連続は24年市岡中が横浜商戦で1回5点、2回9点を挙げているだけだ。5点を2回並べたのは65年東邦(氷見戦の7、8回)88年常総学院(小浜戦の6、7回)01年明豊(聖光学院戦の8、9回)に次いで大会4度目。愛工大名電(春夏通算43試合目)の甲子園2桁得点は18年夏の10-0白山(三重)以来2度目で、学校最多得点になった。【織田健途】