篠山産が初回の猛攻で快勝した。1回に6安打を集中し、一挙10点を奪った。先発の横手投げ右腕、本田昂延投手(2年)は4回2失点の力投。3投手の継投で逃げ切り、7回コールド勝ちを収めた。

沢大輔監督(46)は「よくつないでくれました。3番の柳川瀬(やながわせ)がバットを長く持って三振した。高めの球に力がある。短く持って、転がすように徹底しました」と話した。

甲子園出場はなく、近年の夏の県大会も2、3回戦での敗退が続いている。10月からは創志学園(岡山)前監督の長沢宏行氏(69)が丹波篠山市の「スポーツ振興官」に就任し、同校も指導を受ける。

10月以降も同校で指揮を執る沢監督は「(長沢氏は)選手をその気にさせる言葉掛けがうまいのだと思います」と期待した。