20日に都内で行われる「プロ野球ドラフト会議 Supported by リポミタンD」を前日に控え、高校No.1スラッガーの高松商・浅野翔吾外野手(3年)が、同校で取材に応じた。

日が暮れ始めた午後5時ごろ。「先週はまだ緊張の方が大きかったですけど、今日学校に行っている間に楽しみの方が大きくなってきました。早く(当日が)来てほしい」と心待ちにした。

巨人が9月28日、12球団で一番早く1位指名を公表。原監督は「単独ということもなきにしもあらずでしょう」と一本釣りの可能性に期待している。

浅野は「ラブコールっていうんですか、言ってもらえるのはうれしい」と笑顔。この日もテレビの密着取材がつくなど今ドラフト最注目選手の1人になったが、「プレッシャーにも勝たないと上ではやっていけない」と力を込める。

あくまでも自然体だ。この日はランニング、ウエートトレーニングで約1時間汗を流した。明日へ向けては「しっかり寝ます」。20日も6時限目までびっしりと授業がある。「(友だちなど)みんなにテレビで見て喜んでもらえたら」と学校の期待を一身に背負う。

浅野は10球団との面談を済ませており、以前から指名されれば「12球団OK」の姿勢を示している。高校通算68本塁打の「香川の怪物」が、いよいよ運命の日を迎える。