東海大菅生(東京)は、初戦敗退となった。

190センチ右腕のエース日当(ひなた)直喜投手(2年)が、アクシデントで降板した。先発したが、1番打者を二飛に抑えると、右肩を押さえてベンチに視線を送ってバツ印を出した。

それでも投げ続け、2死から広陵・真鍋慧内野手(2年)に死球を出したが、2奪三振無失点で切り抜けた。

2回表にはベンチで打撃準備を進めていたが、若林弘泰監督(56)が制した。日当は「痛いとかではない。おかしいというか、感覚がちょっと違った」と説明。若林監督は「今、無理する必要はない」と降板を告げた。

その後は、ベンチで先頭に立って声を出すなどチームメートをサポート。時間がたって違和感もなくなり、試合後は「もう治りました」と監督に謝罪した。

継投策で敗れはしたが、若林監督は「東京大会は16強から日当だのみになっていたので、他の投手が経験できたのでよかった」と前向きにとらえていた。

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