第95回選抜高校野球大会(23年3月18日開幕、甲子園)の21世紀枠候補校に選ばれた稚内大谷が14日、稚内市内の同校で候補校表彰盾授与式に臨み、高橋大空(そら)主将(2年)が記念盾を受け取った。

同校は1人暮らしする高齢者の自宅を訪れ、除雪を手伝うボランティアを約40年間行ってきた。長い間行ってきた地域貢献も大きく評価され、20年ぶり2度目の候補校に選出された。

チームは25日に年内の練習を納め、来年1月5日から練習を再開する予定。高橋大主将は「自分たちは高校生であり、高校球児なので、まずは日常生活をしっかりして、いつも以上に気を使って過ごしていくことが大切になると思う。そこを継続してしっかり野球につなげたい」と気を引き締める。21世紀枠3校は1月27日の選考委員会で決定。日本最北の私立校が吉報を待つ。