慶応(神奈川)が5年ぶり10度目のセンバツ出場を決めた。

野球部は同校で配信を見守った。西武、巨人などで通算525本塁打と活躍した清原和博氏(55)の次男・勝児(かつじ)内野手(1年)も笑顔を浮かべ、仲間と喜びを分かち合った。

聖地への切符をつかみ「夢の舞台が甲子園だったので、そこでプレーできるのはうれしい。チームで日本一になりたい」と意気込みを語った。

▽慶応・森林貴彦監督 大きな舞台でより成長する機会をいただけたことに感謝すると共に、出場できる喜びを感じております。私たちの実力が足りているのか、まだまだだと思ってますので、残された2カ月を有効に使って進化した姿を見せられるように過ごしていかなければならない。

<清原勝児(きよはら・かつじ)>

★生まれ 2005年(平17)5月1日生まれ、東京都渋谷区出身。母亜希さんはモデル。兄正吾さんは慶大野球部内野手(2年)

★サイズ 174センチ、80キロ。右投げ右打ち

★名前の由来 「勝つ、こどもで勝児」

★球歴 慶応幼稚舎出身で、オール麻布でプレー。小6時に12球団ジュニアトーナメントのジャイアンツジュニアに選出。中学時代は世田谷西シニアで全国大会出場。慶応では昨秋からメンバー入り

★趣味 音楽鑑賞、Netflix鑑賞

★特技 料理

★好きな選手 鈴木誠也

★好きな球団 巨人

★尊敬する人 両親

★将来の夢 プロ野球選手

★好きな言葉 「コツコツが勝つコツ」

★食べ物 好きなものは肉、すし。苦手なものはゴーヤ

★好きなタレント 永野芽郁

◆PL学園・清原の甲子園 エース桑田真澄とともに1年の83年夏から5季連続出場。83、85年夏優勝。出場全試合で4番を打ち、通算26試合で91打数40安打(打率4割4分)、13本塁打、29打点。通算13本塁打は2位の6本(桑田真澄、元木大介、中村奨成)を大きく引き離す最多記録。

◆清原勝児(きよはら・かつじ)2005年(平17)5月1日、東京都生まれ。幼稚園年長から野球を始め、小学時代はオール麻布でプレー。小6時、ジャイアンツジュニアに選出。中学時代は世田谷西シニアでプレーし、慶応では昨秋からメンバー入り。名前の由来は「勝つ、こどもで勝児」。173センチ、80キロ。右投げ右打ち。兄は慶大2年の正吾内野手。

◆父子で甲子園出場 今大会では東海大菅生・宮本恭佑投手の父慎也さん(元ヤクルト内野手)がPL学園2年の87年夏に優勝。専大松戸・吉田慶剛捕手の父祐司さんが91年夏の竜ケ崎一で主将(三塁手)など、過去にもいくつか例がある。元ロッテ監督だった山本功児は三田学園で69年春8強、息子の武白志(むさし、九州国際大付-元DeNA)は甲子園3本塁打。71年春の吉沢俊幸(日大三)と10年春の吉沢翔吾(同)、86年夏の奥村伸一(甲西)13年夏の奥村展征(日大山形-現ヤクルト)は父子とも本塁打を放っている。

<慶応アラカルト>

◆4元号出場 慶応は大正、昭和、平成に次いで令和でも出場。4元号すべて甲子園出場は静岡、広島商、米子東、高松商、北海、松商学園、長崎商、広陵に次いで9校目。

◆今大会最古 慶応の創部1888年(明21)は今大会出場36校の中で最も古い。学校創立は日米修好通商条約が結ばれた1858年(安政5)。

◆プロ野球現役OB ヤクルト木沢、阪神山本、広島矢崎、ソフトバンク柳町、正木、楽天津留崎、ロッテ植田の7人。

【センバツ36代表発表 選考委員会ライブ速報】はこちら>>