山梨学院(山梨)は、氷見(富山)を破り、16強入りを決めた。

同校は春夏通じて初めて甲子園で2勝を挙げた。吉田洸二監督(53)は「15回トライして16回目で初めて勝てた。その年月と卒業生と学校の思いを考えると、ホッとした気持ちと、うれしい気持ちと両方。大変うれしかった」と喜びを表現した。

主将がチームの流れを引き寄せた。1点を先制されて迎えた2回、先頭の岳原陵河外野手(3年)が右翼フェンス直撃の三塁打で出塁し、無死三塁。その直後、主将の進藤天内野手(3年)は「とにかく後ろにつなごうと思っていた」と打席に立った。フルカウントまで粘り7球目、カットボールを遊撃手の前に運び一塁まで全力疾走、内野安打となり同点に追いついた。この回に大森燦内野手(3年)の甲子園初安打で逆転した。

先発の林謙吾投手(3年)は先制点を許したが、その後は落ち着いたピッチングで7安打1失点に抑え、初戦に続いて完投した。

進藤は2戦連続でチーム初打点を挙げ、この日も3安打の活躍をしたが「今日のバッティングはだめだったので次は修正して臨みたい」と話した。

次戦は大会8日目の26日、第1試合で光(山口)と対戦する。「2勝で満足せずチャレンジャーな気持ちを前に出して一戦必勝で頑張りたい」と意気込みを語った。

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