プロ注目の怪物スラッガー、花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)が、岩手・盛岡市にオープンした新球場きたぎんボールパークのこけら落としに登場した。

記念試合(ダブルヘッダー)で早実(東京)と対戦。第1試合は6-7でサヨナラ負け。「3番DH」で出場した佐々木麟は4打数無安打1死球だった。また試合後には、高校通算本塁打を117本まで伸ばし、高校最多とされる早実・清宮幸太郎(現日本ハム)の111本を超えたことを明かしたが「本数は意識していない」と、あらためて強調した。

1試合目では第1打席が右邪飛、第2打席が死球、第3打席が中飛、第4打席が空振り三振、第5打席が捕邪飛だった。それでも「自分らしいスイングをすることが大事。ヒットは出なかったが、バッティング自体は全打席を通して悪くなかった」と振り返った。

◆主な高校通算本塁打

117本 佐々木麟太郎(花巻東) 23年

111本 清宮幸太郎(早実) 17年

107本 山本大貴(神港学園) 12年

97本 黒瀬健太(初芝橋本) 15年

94本 伊藤諒介(神港学園) 10年

87本 中田翔(大阪桐蔭) 07年

83本 中村剛也(大阪桐蔭) 01年

73本 岡本和真(智弁学園) 14年

71本 高橋周平(東海大甲府) 11年

70本 城島健司(別府大付) 94年

70本 平田良介(大阪桐蔭) 05年

70本 有薗直輝(千葉学芸) 21年

69本 筒香嘉智(横浜) 09年

68本 浅野翔吾(高松商) 22年

65本 大田泰示(東海大相模) 08年

65本 安田尚憲(履正社) 17年

64本 清原和博(PL学園) 85年

62本 今宮健太(明豊) 09年

60本 松井秀喜(星稜) 92年

56本 大谷翔平(花巻東) 12年

52本 村上宗隆(九州学院) 17年

▽早実・和泉実監督(佐々木麟について)「何回も試合して何回も打たれています。彼と対戦して打たれようが、抑えようが、うちは投手陣が課題なので、プラスになることばかり。麟太郎君は注目を浴びている中でやっていて、大変だろうなとひしひしと感じています。素晴らしい選手だなと思います」