U18日本代表候補に「山陰の浅野」がいた。

三刀屋(島根)・高野颯太内野手(3年)が山陰地方からただ1人参加。高校通算26本を誇る右の大砲だが、そのうち1本は今年3月に左打席で放ったものだと明かした。

2月に左手を骨折し、引き手に力を入れられないため、左打席に入ったという。左でも本塁打を打てる打力が話題だった巨人ドラフト1位の浅野翔吾外野手(18=高松商)を想起させる迫力がある。

この日はフリー打撃は行わず、ティー打撃だけにとどめた。三塁守備は軽快にこなした。今合宿では本領発揮はできないが「めちゃめちゃ痛いわけではない。パワーではほかの選手に負けていないと思う。合宿でほかの選手を参考にして、けがを治して、レベルアップして甲子園で校歌を歌えるようにしたい」と夢を描いた。