浦和学院は、3連覇に手が届かなかった。

昨秋の県大会決勝に続き昌平に敗れ、準優勝に終わった。森大監督(32)は「選手たちは悔しがっていて、秋よりも泣いている選手が多かった。夏につながる、いい負けだったと思います」と話した。

2日連続で先発した伊藤充輝投手(3年)は、2回1/3を被安打6の5失点と流れを引き寄せられなかった。

0-6で迎えた6回に月山隼平内野手(2年)が公式戦初となる左越えソロを放ち、ベンチは盛り上がった。月山は「塁に出ようという気持ちがホームランになった。びっくりしました」と話した。

8回にも1点を追加するなど、終盤はチャンスをつくったが、序盤の失点が響いた。

昨夏、昨秋につづいて3季連続の準優勝。森監督は、すぐに選手たちを集めてグラウンドでミーティングを行った。「夏までの2カ月をどうするか。この悔しさは受け止めて、ここからが楽しみです」と期待した。

関東大会では、初戦で千葉1位の専大松戸と対戦する。指揮官は「センバツに出場している専大松戸さんとできるので、夏につながる関東大会にしたい」と話した。