甲子園初の女子ノッカー、城東(徳島)の永野悠菜マネジャー(3年)はラストノックになった。
この日も笑顔で試合前の内野ノックを担当。試合中は制服に着替え、ベンチで記録員としてスコアを書いた。初戦敗退で2度目の甲子園ノックはかなわず、涙した。
マネジャーは永野1人だった。チームをさまざまな形で支え、21世紀枠で初出場した今春センバツでは「マネジャーは評価が目に見えない」と選出を誰よりも喜んだ。永野の存在が甲子園での女子部員のノックも可能とした。「表現できる場を作ってくれたのはうれしい」と感謝する。
春には則永夕芽(ゆめ)さんと小島夕芽さん(ともに1年生)の2人がマネジャーとして入部。永野の姿を見て「ノックをやってみたい」と口をそろえる。ノックに意欲的な2人だが、永野は「マネジャーとしての支え方はノックだけじゃない。いろんな形で支えてもらったら」とそれぞれの支え方を願う。
3年間に「楽しいことより悩んだ方が多かったけど、続けてこれて良かった。城東の誰よりも青春した」と胸を張った。2人の夕芽に夢を託して最後の夏を終えた。【林亮佑】

