Cシードの志学館がAシードの中央学院を下し、8強入りを果たした。

同点で迎えた8回2死二塁。1番久保山武蔵内野手(2年)が、左翼へ勝ち越しの2点本塁打を放った。7回まで9安打1得点と、あと1本が出ないもどかしい展開が続いていたが、流れを変える会心の1発になった。

久保山は「次こそはいけるんじゃないかと思って打席に入った。自分の前でチャンスを作ってくれたので、思い切り振れました」と笑顔を見せた。

久保山政志監督(43)は「今は流れが向こうにいっているが、頑張っていれば必ず流れは来る」とベンチで伝え続けていた。久保山監督は、勝ち越し弾を放った久保山の父。長男について「グラウンドでは正直、息子だと思っていない。一選手なので。夏前の練習試合では調子が落ちてたのでよく打ってくれた」と、流れを変える一打を冷静に評価した。

勝利した志学館は22日、東京学館と光英VERITASの勝者と準々決勝で対戦する。

【関連記事】高校野球ニュース一覧>>