履正社の増田壮が、身長170センチの体をめいっぱい使って鳥取商を抑え込んだ。

130キロ台中盤の直球に必殺のチェンジアップを駆使。7回無失点に「思い通り。相手の打者を見ながら投球できました」と童顔をほころばせた。

前チームから背番号1を託されたが、先に全国区になったのは151キロ左腕福田だった。今春の甲子園で先発。大阪大会決勝で大阪桐蔭を完封した。「ここまで2人で投げてきたので負けられないと思っていました。甲子園で先発したかった。やっと来たかと。今日は俺がやってやるという気持ちでした」。入学時から仲が良く、今大会の宿舎も同部屋。2年半、助け合いながら全国屈指のダブルエースに成長した。

ダメ押し2点中前打を含む4安打と、バットでも活躍。4年前の夏制覇を見て履正社進学を決めた左腕は「自分たちも優勝して、後輩たちにあこがれてもらいたい」と高い目標を掲げた。【柏原誠】