春夏通じて甲子園初出場の鳥栖工(佐賀)が、今大会最長となる延長12回タイブレークをサヨナラ勝ちで制して、甲子園初勝利を飾った。

   ◇   ◇   ◇

第1試合は公立の実業系学校同士が素晴らしい死闘を演じた。夏の大会で公立校同士の延長戦は、07年佐賀北-宇治山田商(4-4で15回引き分け)以来。商業、工業などの公立実業系同士では、松山商・矢野右翼手の「奇跡のバックホーム」で知られる96年決勝の松山商6-3熊本工(11回)以来27年ぶりとなった。

富山商・上田は12回途中まで161球を投げ、完投で敗戦。夏の大会で11回以上を投げたのは、19年奥川恭伸(星稜=現ヤクルト)が智弁和歌山戦で14回完投勝利(165球)を記録して以来になる。18年に導入されたタイブレーク制度では春夏通算13度目で初めて3イニング目に入ったが、タイブレーク開始は今春から10回に早まった。11回までに決着しやすくなり、12回のマウンドに上がる投手は今後も多くないだろう。【織田健途】