第105回全国高校野球選手権記念大会は23日、甲子園で決勝戦が行われる。103年ぶりに決勝進出を果たし、1916年(大5)以来107年ぶりの優勝を狙う慶応(神奈川)は、史上7校目の夏2連覇を狙う、仙台育英(宮城)と対戦する。

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慶応・森林貴彦監督(50)は「運命の一戦」と語った。7月2日の練習試合前日、仙台育英・須江監督と食事をした。お互いに「今度は初戦じゃなくて、決勝がいいですね」と交わした。指揮官同士の約束が現実になった。「最高の舞台で最高の相手と試合ができる。自分たちができることをやって、仙台育英さんにそれをぶつける気持ちでチャレンジしていきたい」と思いを口にした。