今夏甲子園準優勝の仙台育英(宮城)がリベンジを果たした。全国高校野球選手権決勝の再現となった注目の一戦で、慶応(神奈川)に7回コールドの11-0で快勝。最速153キロ右腕、湯田統真投手(3年)が6回1安打無失点5奪三振と好投した。

湯田が今夏決勝で4回7安打3失点の悔しさを晴らす投球を見せた。6回1死まで無安打投球。その後、初安打を浴び、2四球が絡んで2死満塁のピンチを背負ったが、この日最速の149キロを投げ込むなど直球で押し、最後は相手4番を134キロのスライダーで空振り三振に仕留めた。

打線は13安打11得点と爆発した。初回2死満塁から住石孝雄内野手(3年)が中前2点適時打を放ち先制。4-0の4回2死一、三塁から住石がこの日3打点目となる中前適時打でリードを広げた。7-0の7回無死満塁で湯浅桜翼内野手(2年)が走者一掃の3点適時打を放つなど同回に一挙5得点を挙げて試合を決めた。

投打がかみ合う盤石の内容で4強入りした。須江航監督(40)は「甲子園の決勝でこんな試合をしたかったなと思います。未練がましいですけど」と総括した。

悪天候による日程変更で決勝は開催されず、11日の準決勝・北海(北海道)戦で勝利すれば両校優勝が決まる。指揮官は「昨年、東北勢初の優勝から奇跡みたいに2年連続の決勝戦になって、今の3年生の世代は、私も東北の皆さんにも本当に大きな夢を与えてくれた。その気持ちが後輩たちや今後につながっていくような、いい野球をしたい」と再びの日本一を誓った。