届いた吉報に、笑顔で喜んだ。能登半島地震で被災した日本航空石川が、18年以来2度目のセンバツ出場を決めた。系列校の日本航空(山梨)のキャンパスでセンバツ選考の発表を見届けた。

元日の午後4時10分に能登半島地震が発生。被害の大きかった輪島市内に寮とグラウンドを構えるため、練習を続けるのが困難な状況になった。15日からは、メンバー32人が受け入れ先となった系列校の山梨キャンパスに順次合流。2教室を借り、マットレスの敷かれた段ボールベッドで寝泊まりしている。

山梨移動後の16日には、中村隆監督(39)は「やっぱり甲子園を目標にずっとやってきていましたから、その思いはずっとあります」と語っていた。20年にも選出されたが、新型コロナウイルスの影響で中止となっていた。様々な思いを胸に、ようやく聖地の土を踏む。

【センバツ】選考委員会で出場32校決定/速報