常総学院(茨城)が3年ぶり11度目のセンバツ出場を決めた。日本ハム、横浜などプロ野球でも活躍した島田直也監督(53)は「打線は自分を犠牲にしてでもつないでいく。3年前より守備はいい。相手の嫌がることができる。甲子園に行くだけじゃだめ。2つ3つと勝って、茨城の野球を見せたい」と語った。01年以来、23年ぶり優勝を狙う。

高校通算11本塁打でプロ注目の主砲、武田勇哉内野手(2年)は、低反発バットに負けず本塁打を狙う。「前のバットより芯に当たっても飛ばないけど、あと1カ月で対応していきたい」。昨夏の甲子園大会をYouTubeで分析。右から左への浜風を利用し、飛距離を補う手段とするつもりだ。

エースの小林芯汰投手(2年)は、元投手の島田監督の指導で最速を149キロまで伸ばしている。テイクバックに入る際の手首の向き、捕手を見る左右の目の使い方など、プロの世界を生き抜いた細かい技を伝授された。「監督さんみたいに勝てる投手になりたい」と意気込んだ。

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