第96回選抜高校野球大会の選考委員会が大阪市内で行われ、出場32校が決定した。大会は3月8日に組み合わせ抽選が行われ、同18日、甲子園球場で開幕する。

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神村学園(鹿児島)が2季連続となる甲子園出場を決めた。川下晃汰主将(2年)は「選ばれた時は本当にホッとした」と胸をなでおろした。春は9年ぶり6度目。チーム目標の日本一への挑戦権をつかんだ。

現チームは昨夏4強入りしたメンバー10人を擁する。昨秋の県大会では5試合計52得点をマーク。経験値に加え、打撃の前評判は高いが、小田大介監督(41)は「それは新基準のバットでの評価じゃない。正直、参考にしていない」と言う。今大会からは反発の少ない新基準のバットへと完全移行。指揮官も選手同様に、新バットを試したといい「打感が全然違う。その中でも、いい打球が打てるように特訓中です」と春本番までに仕上げていく。

鹿児島県勢として甲子園春夏通算100勝まであと1勝。「泥臭く、1試合1試合を積み重ねていきたい」と力を込めた。

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