慶応は投手陣が打ち込まれ、横浜に力負けした。

昨夏の甲子園優勝投手、小宅雅己投手(2年)がつかまった。1回表、1番阿部葉に初球の直球を右中間二塁打とされ、2死二塁からプロ注目の4番椎木に甘く入ったスライダーを左翼席に完璧に運ばれた。

2回以降は落ち着きを取り戻すも、5回に再びつかまった。先頭の9番奥村頼に左翼線二塁打を浴び、1死二塁から2番奥村凌にまたもスライダーを右越えの適時二塁打とされ、降板した。4回1/3を4安打4失点3四死球。被安打は全て長打だった。

代わった投手も横浜打線の勢いを止められず、4投手を送り込むも被安打13、7与四死球で9失点。打線も終盤に反撃するも及ばなかった。

小宅は昨秋までエースナンバーを背負ったが、今大会は調整遅れで背番号「11」でベンチ入り。4強をかけたマウンドで思うような投球ができなかった。小宅とともに昨夏の甲子園で登板した鈴木佳門投手(3年)は背番号「23」でベンチ入りするも、代打で登場したのみだった。