横浜(神奈川)は「片山の1球」が流れを引き戻した。3-1の6回1死三塁。
相手4番・福元のカウント2-2で、村田浩明監督は「爪がもうだめでした」と先発の織田翔希投手(2年)から片山大輔投手(3年)へスイッチ。バッテリーで決め球を確認し、得意球のスライダー1球で空振り三振に抑えた。「自分の中で三振を取れるような球を投げるだけと思っていました。ベストボールでした」と片山。98年春はOB松坂大輔が優勝投手に。25年春は片山大輔(おおすけ)がVに貢献した。
◆1球奪三振 横浜の2番手片山が投球1球で奪三振を記録した。6回表1死三塁の場面、4番福元の打席でカウント2-2から先発織田を救援。空振り三振を奪って降板した。甲子園の決勝戦では登板1球だけでも珍しく、夏は84年にPL学園・清水哲が取手二戦で1球(結果は一ゴロ)だったが、春は初めて。決勝以外の1球奪三振は95年夏に帝京・本家が東海大山形戦で記録した例がある。

