<高校野球東東京大会:郁文館7-4東京実>◇7日◇2回戦◇神宮

投げては最速147キロ、打っては高校通算35本塁打。投打両面からプロ注目の東京実・主将の嶋崎智慧(ちさと)内野手(3年)夏が終わった。郁文館に逆転負けで初戦敗退となり、声を震わせながら「本当は涙を見せないで、みんなに『よく頑張った』と伝えたかったんですけど、自分たちがやってきたことがこれで全部終わったんだなと思うと、自然と涙がこぼれて」と言葉を振り絞った。

本職は181センチ、79キロの大型ショート。ソフトバンク今宮を参考にしたチャンスに強い打撃が持ち味で、初回先頭で先制につながる中前打を放つなど2安打。試合途中には右足がつるアクシデントに見舞われるも、チームの顔として交代するわけにはいかないと責任感がにじんだ。痛みをこらえながら7点目を与えた直後の9回途中から登板を志願。足の影響を考慮して変化球主体の攻めで後続を封じ追加点を許さなかった。

「メンバーに入れなかった3年生たちにすごく申し訳ない」と敗戦を受け止めるのには時間がかかる。それでも「大学を挟んでプロに行くのか、高校で志望届を出すのか。もう1回自分の中で考えたい」。野球人生はまだまだ続く。【平山連】

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