＜高校野球山梨大会：塩山７－２駿台甲府＞◇９日◇１回戦

　秋春と初戦敗退が続いていた塩山が、開幕戦で記念すべき公式戦初勝利だ。序盤は安打数で駿台甲府を上回りながら、７回まで８安打無得点。８回に同点に追いつくと、１０回無死一、三塁から６番小泉涼太内野手（３年）の２点適時打で勝ち越した。試合時間は３時間を超えたが、一気に５点追加で勝負を決めた。

　６投手の継投で来た相手に対し、エース古屋拓也投手（２年）も２失点完投で粘った。主将でもある小泉は「春は悔しい思いをした。ここで満足せず、みんなと長く野球がしたい」と２勝目を誓った。