<高校野球山梨大会:帝京三6-4谷村工>◇9日◇1回戦

 一時は3点のリードを許したが、帝京三が昨秋4強の意地を見せた。1-4の5回。連続四死球で2死一、二塁とし、4番中山潤輝内野手(3年)の左越え3ランで同点に追いついて流れを呼んだ。7回には2本の三塁打で2点を勝ち越し。雨が激しくなったこの回終了後に、雷で10分間試合が中断したが、再開後もそのまま逃げ切った。びしょぬれで校歌を歌った中山は「4番は警戒されるから変化球を狙った。暗い雰囲気の中、自分の一振りでみんなが笑顔になって良かった」と白い歯を見せた。